株式会社INSPLICTは、2026年1月24日(土)に「きっかけプロジェクト ぐるっとフクアリ!スポーツ★Quest」を開催いたしました。
本プロジェクトは、障がいのある子どもたちが様々な体験や出会いの機会を通じて、夢や好奇心を育み、社会に一歩踏みだすきっかけを提供するプロジェクトです。また、障がいのある子どもたちを支える家族・友人・地域の方々にとっても、本プロジェクトを通じて多様な価値観や考え方に触れることで、学びや成長の機会としていただくことを目的としています。
<「きっかけプロジェクト ぐるっとフクアリ!スポーツ★Quest」開催概要>
【開催日】2026年1月24日(土)
【会場】フクダ電子アリーナ
【主催】株式会社INSPLICT
【共催】SSP UNITED
【後援】千葉県、千葉県教育委員会、千葉市、千葉市教育委員会
【特別協賛】ココロカ株式会社
【協力】ジェフユナイテッド株式会社、株式会社木村機械製作所、カンボウプラス株式会社、淑徳大学 コミュニティ政策学部、千葉大学
【参加者】39名(障がいのある子ども 21名・障がいのある方2名・その他16名)
当日は、大きく分けて4つのプログラムを行いました。
(①スポーツ体験 ②全員リレー ③保護者懇談会&ワークショップ ④フクアリ見学ツアー)
①スポーツ体験
「Let’s Enjoy車いす」「車いすバスケットボール」「ドッヂビー」「フェンシング」の4種目を実施しました。
Let’s Enjoy車いす
競技用の車いすに乗り、前に進む・止まる、曲がるといった車いすの基本操作を楽しもう!というコーナーです。本コーナーは、きっかけプロジェクトのプロデューサーである京谷和幸が講師を務めました。


基本操作を体験した後は、しっぽ取りや鬼ごっこなどのゲームにも挑戦。最初は恐る恐る車いすに乗っていた参加者も、次第に操作に慣れ、表情が和らぎ、笑顔が生まれていく様子が印象的でした。
中には、一度体験した後に「もう1回やりたい!」と、何度もリピートして参加する子どもたちの姿も見られ、車いすに乗る楽しさを存分に感じてもらえる時間となりました。
車いすバスケットボール
競技用車いすに乗り、シュートやパス、ドリブルなどの基本動作を体験しながら、車いすバスケットボールの楽しさを体験するコーナーです。本コーナーでは、車いすバスケットボール元日本代表の藤井郁美さんと、現役選手の菅野美和子さんに講師を務めていただきました。


車いすとボールを同時に扱うことに苦戦する場面も見られましたが、体験を重ねるうちに少しずつ「できた!」が増えていき、シュートが決まった時には喜びの声とともにハイタッチする場面も多く見られました。
ミニゲームでは、チームワークが求められる中で、初対面だった参加者同士の距離も自然と縮まり、息の合った連携プレーが随所に見られるなど、会場は大いに盛り上がりを見せていました。
ドッヂビー
柔らかいフライングディスクを使ったドッヂビーをおこないました。「投げる」「よける」「とる」の基本動作を体験しながら、最後にはミニゲームもおこないました。本コーナーでは、小島淳一さんに講師を務めていただきました。


「投げる」体験では的をねらってディスクを投げる、ストラックアウトゲームに挑戦。
子どもたちは学校でドッヂビーに親しんでいることもあり、ディスクを上手にを使いこなしている姿が多くみられ、むしろ大人の方が苦戦する場面が印象的でした。
フェンシング
スマートフェンシング®️を使用し、フェンシング体験を行いました。あまり体験する機会のない競技ではありますが、今回は当たっても痛くない柔らかい剣を使用し、安全に配慮した形で実施しました。本コーナーでは、パラフェンシング日本代表の安直樹さんに講師を務めていただきました。


はじめは、構え方や間合いの取り方に戸惑う様子も見られましたが、一対一で向き合うフェンシングならではの緊張感と集中力を味わいながら、はじめて体験する競技に挑戦する楽しさを感じられる時間となりました。
わたしの一歩
各種スポーツ体験と同じ時間帯に、「わたしの一歩」というコーナーも実施しました。本コーナーでは、きっかけプロジェクトのロゴがプリントされた模造紙を用意し、参加者が「これから挑戦してみたいこと」や「夢・目標」を言葉にする場を設けました。

スポーツ体験で感じたことや、心が動いた瞬間を振り返りながら、一人ひとりが自分自身と向き合い、思い思いの言葉を書き込む姿が印象的でした。
このブースが、参加者のみなさんにとって、次の一歩を踏み出す後押しとなることを願っています。
②全員リレー
「全員リレー」と題して、参加者を4チームに分け、フクダ電子アリーナをぐるっと一周するリレーを行いました。車いすをバトン代わりにし、全員が車いすに乗ってつないでいきます。
はじめは一人ひとりが自分の順番を意識しながら黙々と車いすを漕ぐ姿が見られましたが、レースが進むにつれて自然と声援が飛び交い、応援の輪が広がっていきました。


まさに全員リレー!
「がんばれ」「あと少し」といった声がチームを超えて響き、走る人も応援する人も一体となってリレーをつなぐ様子が印象的でした。競い合いながらも、お互いを応援しながら“共に走る”時間となり、会場全体に一体感が生まれるプログラムとなりました。
③保護者懇談会&ワークショップ
子供たちの体験機会創出だけでなく、保護者間での情報交換や子供と離れて一息つけるコミュニティづくりに繋げていくことを目指して保護者懇談会をプログラムに取り入れています。
当日の子供たちの様子を振り返って成長を感じたり気になっている悩みを共有したり、立場や経験の違いを越えて気づきやこれからのヒントが生まれる時間にしていきたいと、大切にしているプログラムです。
インクルーシブイベントと知らずに参加した保護者さまより「障がいの有無で出会いや活動が制限されない、共生社会を体現する素晴らしい試み。また参加させたい。」との嬉しいコメントをいただくことができました。


保護者の皆さまが懇談会に参加されている時間帯には、子どもたちを対象としたワークショップを実施しました。
今回は、カンボウプラス株式会社様にご協力いただき、「廃材を利用したポーチ作り」を行いました。ポーチに紐を通した後、好きな絵を描いたり模様を加えたりしながら、世界に一つだけのオリジナルポーチを制作しました。
完成したポーチをすぐに身につけているお子様もおり、ものづくりを通して達成感や喜びを感じている様子が伝わってきました。


スポーツ体験の時とはまた違う、集中した表情で取り組む姿が見られ、体を動かす体験と文化体験の両方を楽しめる時間となりました。
④フクダ電子アリーナ見学ツアー
本プロジェクトでは、パラスポーツ体験にとどまらず、「本物を見る」機会としてフクダ電子アリーナ見学ツアーも実施しました。
普段は立ち入ることのできない場所を見学しながら、スポーツの現場を間近で感じる体験は、参加者にとって特別な時間となりました。

参加者の声
この度は貴重な体験に参加させていただいてありがとうございました。主催者様・スタッフ様を始め、学生さん達も明るく子供達に接する様子を見て心が明るくなりました。車いす体験もなかなかできることではないので、子供にとって良い経験になりました。また機会があればぜひ参加したいです。
盛りだくさんの内容で参加させていただき、ありがとうございました。息子は本当に楽しかったようで「忘れられない貴重な体験だった」と何度も言っていました。また参加させていただけたらと思います。
フクダ電子アリーナの内部ツアーがとても貴重な経験で、友達にも話をしたようです。
体験した事のないスポーツをし新たな発見にもなり、またそこから次のステップや新たなスポーツに積極的になれたらいいな、と思います。なかなかハンディがある子供のイベントやスポーツ体験が少ない中、このようなイベントは親も子供もありがたいです。
総括
初めての場所や体験で参加者の表情には緊張・戸惑いが見られましたが、各種スポーツ体験を通して体を動かし、コミュニケーションをとり、そして挑戦を重ねていく中で、次第に笑顔や前向きな声が生まれたように感じます。参加者一人ひとりが自分らしいペースで一歩を踏み出していく様子が印象的でした。
そのような様子から、本プロジェクトが大切にしている「体験を通じた気づき」と「小さな挑戦の積み重ね」の大切さを改めて感じることができました。
また、子どもたちだけでなく、保護者や大学生ボランティア・関係者が、同じ空間を共有し、それぞれの立場で気づきや学びを得られたことも、本プロジェクトの大きな成果の一つです。
ここで生まれた経験や出会いが、今後の日常や次の挑戦につながっていくことを願っています。
最後に、本プロジェクトは、多くの企業・団体、そして個人の皆さまのご支援とご協力により実施することができました
株式会社INSPLICTは、今後も「きっかけプロジェクト」を通じて、一人ひとりが自分らしい一歩を踏み出せるきっかけ作りを続けてまいります。


