「きっかけプロジェクトinちば」活動報告

株式会社INSPLICTは、5月31日(土)に「きっかけプロジェクトinちば」を開催いたしました。 
※プロジェクトの開催概要はこちら
参加してくれたのは、子どもたち10人と、淑徳大学コミュニティ政策学部3年生のボランティアスタッフ10人の、総勢20人。 
障がいのある子も、そうでない子も、この日は皆でスポーツ用の車いすに乗り、皆が同じ目線になって様々なパラスポーツを体験しました。

ゲストには、東京パラリンピック車いすバスケットボール男子キャプテンを務められ、日本初の銀メダル獲得に大きく貢献された豊島英さんにお越しいただきました。  

イベントの始まりは、当プロジェクトプロデューサーである京谷和幸による車いす操作体験でした。まずは基礎となる動きを…と思いきや、白熱したオフェンス&ディフェンス対決に発展し、もはやひとつのパラスポーツ競技?と思わせるほど、皆さん本気になって車いすを漕いでいました。 

そしていよいよパラスポーツの競技を体験する時間です。 
ひとつ目の競技は車いす卓球を行いました。基礎練習でボールを打つことに慣れた後は、“卓球版ストラックアウト(紙コップ的当てゲーム)”で大盛り上がり。  

ふたつ目の競技は車いすバドミントン。思うようにフットワークが出来ず苦戦しながらも、真剣なまなざしでシャトルを追う姿が印象的でした。   

ここまでは個人競技を各々で楽しみましたが、最後の総仕上げはチームワークが試される車いすバスケットボールです。この時には皆さん車いすを自由自在に操れるようになり、さらにはコミュニケーションも深まってきたこともあり… 
紅白戦では抜群の連携とチェアスキルで、パラリンピックを彷彿とさせる熱戦が繰り広げられました。   

およそ2時間のパラスポーツ体験。誰一人として、投げ出したり諦めたりする子はいませんでした。子どもたちはこの体験を通して、そして京谷や豊島さんとの出会いを通して、スポーツの楽しさや、チャレンジすることの素晴らしさを感じてくれたと思います。 
そして子どもたちのお兄さんお姉さんとなってくれた大学生の皆さん。 
(実はすべての競技体験は大学生の皆さんが運営してくれました) 
開催前の説明会で京谷から伝えた「自らも楽しみ、何かを感じて欲しい」というメッセージを体現してくれたと思います。    

事前説明会で京谷から大学生に本プロジェクトへの想いを伝えました

大学生たちからは、「子どもたちとの距離が徐々に近くなっていく感覚が、かけがえのない時間に感じた。」「この一体感はパラスポーツならではだと思う」といった嬉しい感想をいただきました。 

また、子どもたちがパラスポーツ体験をしている一方では、保護者交流会が開催されました。 幅広い年齢のお子様を持つ皆様と、反抗期や進路など心身の成長を通した子育て体験談を様々なお立場からお話しいただき意見交換を行いました。 
中でも「子離れ」については、障がいの有無に関わらず適切かつ効果的にどう親が手を離せるか考えさせられるテーマとなりました。 
インクルーシブなコミュニケーションを目指して実施しましたが、参加者の皆さまが様々な出会いや気付きをこれからの日々に活かしていただけるよう次回に活かしてまいります。 

なお、保護者の皆様からは次のような感想をいただいています。   
・なかなかコミュニティ(子供達・親たちそれぞれ)がないので嬉しかった。 
・色々なスポーツを体験できるのが良い。初めてのことばかりで可能性を感じた。 
・数年前のきっかけプロジェクトにも参加したので、成長した姿を見せられて良かった。 
・自分の住んでいる地域にはない活動。 

保護者の皆様、ご参加いただきありがとうございました!

そしてこのイベントはパラスポーツ体験のみに留まらず、本物を見る機会としてスポーツ観戦にも行ってまいりました。子どもたちをご招待して下さったのは、京谷がサッカー選手時代に所属していたジェフユナイテッド市原・千葉。子どもたちはフクダ電子アリーナという最高のスタジアムで、最高のプロの試合を観戦することが出来ました。    

また、試合開始前には、京谷がサポーターの前で一言ご挨拶をさせていただく機会を頂戴しました。ジェフユナイテッド株式会社様、貴重な機会をありがとうございました!   

最後に、本プロジェクトは様々な企業や個人の皆様に支えられて開催することが出来ました。   

【オフィシャルパートナー】 
ココロカ株式会社様 

【協力】
淑徳大学 コミュニティ政策学部生の皆様 
ジェフユナイテッド株式会社様 
SSP UNITED様 
社会福祉法人千葉県身体障害者福祉協会様 
公益財団法人千葉市スポーツ協会 
一般社団法人日本車いすスポーツ協会様 

【後援】 
千葉県 
千葉市 

【救護スタッフ】 
樋口 則之 様 

【講師】
豊島 英 様
深瀬 新市 様

この場をお借りして、改めて御礼申し上げます。 

きっかけプロジェクトはまだまだ発展途上です。 
今後もたくさんの子どもたち、大学生、企業、地域の皆様と連携しながら、より良い社会づくりに貢献していきたいと思います。 (ご興味のある方はいつでもお問い合わせください) 

参加してくださった子どもや保護者の皆様、淑徳大学コミュニティ政策学部のみんな、プロジェクトに関わってくださったすべての皆様、ありがとうございました!! 

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