柔道家 杉本美香プロデュース「ええやんプロジェクト」第1期終了!

柔道家 杉本美香プロデュース
「ええやんプロジェクト」第1期終了!

*「ええやんプロジェクト」の詳細はこちらをご参照ください

*「ええやんプロジェクト」の詳細は
こちらをご参照ください

取り組み期間

2024年10月~2025年3月

場所・対象

チャイルドマインダー小山台東・5歳児クラス
チャイルドマインダー平塚荏原・5歳児クラス

実施の様子

みんな「礼」がとても上手!
 
いつも真剣に
杉ちゃん先生の話を聞いてくれます
子どもたちが大好きな風船で
楽しくからだづくり
回を重ねるごとにプログラムは
だんだんレベルアップ!
実は一番楽しんでいるのが
スギちゃん先生笑
子どもたちは柔道の楽しさも
体験できます
みんな「礼」がとても上手!
いつも真剣に杉ちゃん先生の話を聞いてくれます
子どもたちが大好きな風船で楽しくからだづくり
回を重ねるごとにプログラムはだんだんレベルアップ!
実は一番楽しんでいるのがスギちゃん先生笑
子どもたちは柔道の楽しさも体験できます

両園の先生より

チャイルドマインダー小山台東・三根先生

 私たちチャイルドマインダー園は「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」を達成するための保育に取り組んでいます。「礼に始まり礼に終わる」このお互いを尊重し敬意を示す事が大切にされている柔道遊びを行うことで、子どもたちの成長発達に繋がると思い、このプロジェクトに参加致しました。


 杉本先生の柔道遊びはアイデアに富んだ内容で、保育士である私たちが見ていても、とても参考になる遊びが多いです。例えば柔道の「受け身」は倒れた時に、ドスンという大きな音がします。最初はその大きな音に、子どもたちも驚き1歩も動けず固まっていたのですが、柔道遊びを重ねるうちに自ら動き、「受け身」が出来るようになってきました。「後ろ受け身」「横受け身」など習得したおかげで、戸外遊びで転倒しても転び方が上手になり、怪我の防止に繋がっているように感じます。
柔道遊びが始まる時の子どもたちの元気な挨拶も聞いていて、とても清々しい気持ちになります。

 子どもたちは杉本先生の事を「すぎちゃん」と呼び、柔道遊びを重ねる度に絆も深まっています。
ある時は大切な金メダルを見せて触らせて頂きました。「この金メダルはたくさん練習して取れたから嬉しく大切にしているけど、それ以上に大切にしているのはそこで出逢うことが出来た人たちの事」という内容の話をして頂きました。「頑張る気持ち」と「友だちを大切にしよう」の話を真剣な表情で聴く子どもたちの輝く瞳がとても印象的でした。
 今後も「ええやんプロジェクト、柔道遊び」を通して、子どもたちの心身の成長発達に期待しています。

チャイルドマインダー平塚荏原・渡邊先生

 柔道の受け身や手の返しを使った練習の中から、体の使い方や力の入れ方など自分の体を統合していく力がついたのではないかと思います。受け身の練習は、外遊びなどで転倒した際などに手をしっかり出すことで大きな怪我を防いだり、転んでしまってもすぐに立ち上がることができたりと日常の生活の中にもしっかり繋がっていたと思います。また、柔道だけにとどまらずゲームや運動あそびのプログラムを子ども達の様子に合わせて豊富に実施していただき、子ども達の「やってみたい」という意欲の中で基礎体力や反射神経、動体視力などの運動に必要な基本的な力を培う事ができました。

 始まりの挨拶・終わりの挨拶を正座で背筋を伸ばして両手をしっかり合わせ、教えてくださる方への感謝の気持ちをもって行っていく中で礼儀を重んじる心をしっかり育むことができました。メダルを見せていただき、杉本美香先生の『ホンモノ』の琴線に触れることで、普段は触れることのできない価値観に遭遇した時の子ども達のドキドキワクワクした表情が印象的でした。「プロスポーツ選手になりたい」という希望を持つようになった子がとても増え、子ども達の夢へと繋がっています。

 今年度は開始から半年間という短い時間ではありましたが、子ども達は月に2回のレッスンが楽しみで待ち遠しい様子でした。運動あそびで楽しむ時間、受け身を取る練習を真剣な表情でやり遂げるようとする時間、自然と子ども達が30分の練習の中でメリハリをつけて実施できていたのは本当に良かったと思います。そして何よりチャイルドマインダー園が大切にしている『遊びは学び』という考えを、杉本美香先生が同じ気持ちでいてくださったことは大きかったです。楽しい時間の中から子ども達が学びを深められたのは、杉本先生が大きな心で一人ひとりの子ども達と向き合ってくださったからこそだと思っております。この活動の時間が、子ども達にとってかけがえのない時間になったことは間違いありません。ありがとうございました。

実施を終えての杉本美香の感想

 「最近の子供たちは転倒した時に手が出なくて大怪我に繋がる」という言葉をよく耳にしていました。
大人が先回りをして転倒しないように誘導することは簡単なことだが、転倒することで学ぶことの方が多いと私は思っています。
私自身、指導者や親になった経験を客観的に見た時に、失敗しないように道を準備し、手を差し伸べすぎることが成長の妨げになっている可能性があることに気付きました。
失敗した時にどの選択をするかの選択肢を多く持っているかで、人生が大きく変化するように感じます。
その選択肢を増やせるようにする“きっかけづくり”は大人であり社会の役目だと思い、ええやんプロジェクトにも繋がっています。

チャイルドマインダーの子供たちには可能性をすごく感じました!!

子供たちの運動能力は、個人に差があるもののとても高かったです。
何事にもチャレンジする姿勢、できないができた瞬間、痛みを知る機会、それらが自分の身を守り、人にも優しくできることに繋がっていることを後半では子供たちも理解してくれていたように感じます。

プログラム内容は、ねらいや目的を考えて作成しているので、取り組んでもらう際に素直なリアクションをしてくれる子供たちから、私は学ばせてもらっていました。

柔道あそびの中に受身以外にも全身運動、空間認知、非認知能力等も取り入れながら、ウェルビーイングを高められるような取り組みを心掛けています。

目先の課題だけではなく、もっと先の人生にも活かせられるように楽しみながら柔道あそびを行っていきたいと強く思わせてくれたチャイルドマインダーの子供たちとの時間でした。

  • URLをコピーしました!